「ピッちゃん、こんにちは!」──セキセイインコがお喋りできるようになるまでの、ちょっと笑えるあるある日記
これはある家庭のセキセイインコにまつわるフィクション的な物語です。登場人物もフィクションです。
■うちの子、喋るようになるのかな?
セキセイインコの**ピッちゃん(オス・生後3か月)**がうちにやってきたのは、ある春の日。
ペットショップで「この子は男の子なので、お喋り覚えるかもしれませんよ」と言われたのがきっかけで、
私は「どうせなら、“こんにちは”って喋ってほしい!」とワクワクしてお迎えした。
だがしかし、最初の数週間――
鳴く。鳴く。ひたすら鳴く。
しかもめっちゃ元気。だが「こんにちは」なんて気配すらない。
■あるある①:毎日「こんにちは」を連呼する自分にふと我に返る
「ピッちゃん、こんにちは〜!」「こんにちは〜!」「こ・ん・に・ち・は〜!」
気がつけば、家の中で一日何十回も“こんにちは”を繰り返してる自分がいた。
しかも、語尾にちょっとメロディーまでついてきている(笑)
それでもピッちゃんは「ピュルル〜♪」と気ままなさえずり。
「え、これ…私ばっかり喋ってない?ねぇ…?」
そんなふうに思うのは、セキセイ飼い主“お喋り練習期あるある”だと思う。
■あるある②:突然の“それっぽい音”にテンション爆上がり
迎えて1か月が過ぎたある朝。
ピッちゃんが「ピ…チャ?」と、小さく何かを発した気がした。
「え、今の…“こんにちは”の“こ”?!?!?」
一瞬でもそれっぽい音が出ると、「キタ!?ついに!?」とテンションMAXになる。
だが次の瞬間には「ピルピルピル〜♪」と戻る日常。
…ぬか喜びもまた、愛しい。
■あるある③:まさかの“別の言葉”を先に覚える
「こんにちは」が第一目標だったのに、ある日ピッちゃんが突然口にした言葉は――
「ピッちゃん♡」
…あ、そっち!?(笑)
でもこれ、インコのお喋り指導ではよくあること。
飼い主が自然に繰り返している言葉のほうが、先に覚えられやすいのだとか。
つまり、「こんにちは」よりも「ピッちゃん〜かわいいね〜♡」を何百回も言っていた私のせい(笑)
■お喋りを覚えてもらうコツ【リアル体験編】
ピッちゃんとの数ヶ月の“練習生活”を経て、私が感じたお喋り練習のポイントは以下の通り:
1. まずは信頼関係をしっかり作る
手乗り訓練やスキンシップを通じて、「この人は安心」と思わせることが大前提。
スキンシップの中で話しかけると、インコも“聴こう”という態勢になる。
2. 言葉は短く、テンポよく、いつも同じに
「こんにちは〜!」はテンション高めで、できれば同じリズムで。
音程や語感のクセがあると、覚えてもらいやすい!
3. “名前”から覚えるのが鉄板ルート
自分の名前=何度も呼ばれる=興味が湧く
ピッちゃんも「ピッちゃん♡」をきっかけに「こんにちは」に派生していった。
4. 焦らず、期待しすぎず、でも毎日続ける
鳥の個性にもよるが、覚えるまで数ヶ月〜半年以上かかることも。
諦めた頃に突然喋る、なんてのもあるある中のあるある。
■ついに…「こんにちは」が!
そんなこんなで迎えて4ヶ月目。
いつも通りケージ掃除をしていると、背後から…
「コンニチハッ」
振り返ると、どや顔のピッちゃんがこちらを見ていた。
思わず拍手してしまった。泣きそうだった。
「ピッちゃん、やったねぇぇぇぇ!!」
これまでの「ピッちゃん」「ピッチャーン♡」に続き、ついに“こんにちは”がピッちゃん語録に加わった瞬間だった。
■まとめ:「お喋りは、愛情と根気のかたまり」
セキセイインコにお喋りを教えるのは、正直すぐには結果が出ない。
でも、「この子に伝わるまで毎日話そう」と決めて、続けた時間は、何より信頼関係を育てる時間にもなった。
お喋りは「芸」じゃない。
愛されている、信じられている、楽しいから真似してみたくなった──
そういう気持ちの延長にある“ご褒美”なのかもしれない。
■おまけ:ピッちゃんの語録(2025年4月現在)
「ピッちゃん♡」
「おはよう〜」
「こんにちは!」
「いいこね〜」
「……ごはん!」(これはご飯前限定)
「うちの子、喋るかな?」と期待しつつ、ちょっと笑えて、ちょっと泣ける“インコとの会話練習”。
そんな日々の記録が、これからお喋りを教えたい誰かの参考になりますように!
言葉を教える時にオーツ麦を使えばより効果あるかも
セキセイインコの大好物だから効果あるかもです。
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