オカメインコ、飼わなきゃよかった…

そんな声もたまに耳にします。実際、Yahoo!知恵袋にも、そういった悩みが投稿されていました。

URL:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12155899147

■ オカメインコの雛は本当に難しい

私自身、過去に何度もオカメインコの雛を迎えては、命を守れなかった経験があります。雛は非常にデリケートで、わずかな温度差や栄養バランスで体調を崩します。

だから、正直に言います。雛は、余程の熟練者かブリーダーさんに任せるべきです。

■ 飼わなきゃよかった、と思うなら…

「うるさい」「汚い」「噛む」「懐かない」——そう感じるなら、最初から飼わない方がいい。

なぜなら、鳥も“命”だから。軽々しく「可愛いから」「SNSで見たから」といった気持ちでは飼ってほしくありません。

■ 僕は後悔したことがない

僕もオカメインコと暮らしています。

指をガブッと噛まれて、血が出たこともあります。脂粉が部屋中に舞って、掃除が大変なこともあります。

でも、それでも後悔したことは一度もありません。それを含めてこの子の命を預かっているという責任と、かけがえのない愛しさがあるからです。

■ フィクション:ある夫婦の「後悔」と「覚悟」

結婚3年目の高橋夫婦は、子どもの代わりにオカメインコの雛を迎えました。名前は「ポポ」。

最初は「可愛い!」と喜んでいた奥さんも、毎朝の鳴き声、羽根の掃除、餌やりのタイミングでどんどんストレスが溜まり……ある日、「もうムリ、飼わなきゃよかった」と口にしてしまいます。

その夜、ケージの前でご主人は言いました。

「ポポは、俺たちが迎えたんだ。最後まで責任持とう。命なんだから」

その言葉で、奥さんは涙ぐみながらポポの頭をなでました。

今では、ポポは家族の中心。
朝の“うるさい”声も「今日も元気ね」と微笑む日課に変わりました。

■ まとめ:オカメインコを飼うということ

  • 雛は非常に繊細。初心者にはおすすめしません
  • 「飼わなきゃよかった」と思うなら、最初から飼わないで
  • 命と向き合う覚悟がある人にこそ、飼ってほしい
  • 噛まれる、汚れる、でもそれ以上の愛情が返ってくる

オカメインコは、ペットではなく、家族です。
その命を迎えるなら、どうか最後まで大切にしてあげてください。