セキセイインコが好き好きすぎて、他の動物じゃダメなんです
犬も可愛い。猫も人気。うさぎも癒し系。
でも、僕は違う。
僕が心から好きなのは――セキセイインコ。
鳥の中でも、インコしかダメ。いや、むしろセキセイインコ限定と言っても過言じゃない。
インコとの出会いは、暗い過去の中にあった
小学生の頃、僕はいじめられていた。
ランドセルを蹴られたり、机を隅に追いやられたり。
学校から帰ると、家では静かに泣いてた。親にも言えなかった。
そんなとき、ケージの中から「ピッ」と鳴いてくれたのが、我が家のセキセイインコ「ピーちゃん」だった。
僕が泣いてると、そばでじっと見つめて、首をかしげてくれる。
まるで「大丈夫?」って言ってるみたいに。
笑うことなんて忘れていた僕に、ピーちゃんが初めて笑顔をくれた。
それからというもの、インコは僕にとって“生きる理由”になった。
インコ好きあるある?
- スマホの写真フォルダが全部インコ
- インコの羽の匂いが癒し
- お喋りじゃなくても、仕草だけで会話してる気になる
- 「ただいま〜」って言うと「ピッ!」と返してくれる
こんなふうに、インコは人間の心をちゃんと見てくれる。
僕にとっての救世主は、スーパーヒーローじゃなくて、小さな小さな羽の生えた命。
これからもずっと「セキセイインコ好き好き」で生きていきたい。
(おわり)
※この記事はフィクションですが、「インコに救われた経験」は、案外多くの人にあるものです。