元気そうに見えたうちの子が、実は…

うちのセキセイインコ「ピピ」は、毎日元気にさえずって、おしゃべりも上手な明るい子。
ごはんもよく食べるし、羽づくろいだって熱心。「この子はきっと健康そのもの!」そう思い込んでいました。

でもある日、ふと気づいたんです。
ケージの底に、小さな未消化のシードが混ざったフンが落ちているのを。

「もしかして…どこか悪いの?」

慌ててネットで調べると、未消化便は内臓系の不調のサインの可能性があると書かれていて、もう不安でいっぱいに。

でも、ピピは今日も楽しそうに鳴いてるし、飛び回ってるし…
本当に病院に行く必要あるのかな?

そう迷いながらも、念のため近くの鳥専門の動物病院へ健康診断に連れて行くことにしました。

健康診断でわかった「隠れた不調」

診察中、先生が丁寧に全身をチェックしてくれました。
結果は――

「肝臓の数値が少し高めですね。早めに気づけてよかったです」

……え?あんなに元気なのに?
びっくりしたと同時に、「あのとき連れて行って本当によかった…」と心から思いました。

鳥は「具合が悪いのを隠す」動物

診察後に先生が言ったひと言が、とても印象的でした。

「鳥は野生の本能で、弱ってる姿を見せないようにするんです。
だから『元気そうに見える=健康』じゃないんですよ」

それを聞いて、本当にゾッとしました。
もしかしたら、あのまま何もせずにいたら…そう思うと怖くなります。

これからは、年に1回は必ず健康診断へ

今までは「病院=具合が悪くなってから行く場所」と思っていたけど、健康なうちだからこそ受ける意味があることを、今回初めて実感しました。

診断を受けたおかげで、ピピは今、しっかり食事療法を始めて元気にしています。

「なんかいつもと違う?」と思ったら、迷わず診てもらって

・食べる量が少し減った
・フンの様子がちょっと違う
・寝る時間が増えた気がする

――そんな小さな変化も、鳥にとっては大きなSOSかもしれません。

どうかあなたの大切なインコちゃんも、元気なうちに健康診断を受けてあげてください。

おわりに:愛する命を守るために

「元気そうに見えるから大丈夫」と思ってしまう気持ち、すごくよくわかります。

でも、あのとき勇気を出して病院に行かなかったら、ピピの不調には気づけなかったかもしれない。

大切な家族の健康を守るために、ぜひ年に一度の健康診断を習慣にしてあげてくださいね。