セキセイインコ 不思議体験|亡きインコがくれた優しい再会
これは、お盆に話せばもっと怖く感じるのかも知れませんが、今、思い出したので書こうと思います。フィクションっぽく聞こえるかもしれません。でも僕にとっては、本当に不思議な、でも優しい体験でした。
セキセイインコを何羽も飼っていると、やはり避けられないのが「お別れ」です。突然に亡くなってしまう子もいれば、病気や老衰で苦しんで旅立つ子もいます。その中には、僕にベッタリ懐いていたメスのインコもいました。
その子が亡くなった日、僕は本当にショックで、涙が止まりませんでした。胸が張り裂けそうでした。
そして、その晩のことです。布団をかぶって横になっていたら、お腹のあたりを“トコトコ”と誰かが歩く感覚があったんです。もちろん、誰もいません。布団越しに何か小さくて軽いものが歩いてるような、不思議な感覚。
「あれ…?今の…まさか…」
そう思った瞬間に、ピンときました。「あの子だ!」と。今日亡くなったあの子が、最後のあいさつに来てくれたんだって。不思議だけど、そう思ったら少しだけ心が落ち着いて、その晩はようやく眠ることができました。
それから数年が経ち、ふと立ち寄ったペットショップで、僕の心を射抜くような可愛いセキセイインコの雛に出会いました。
その子は、僕の顔を見た瞬間からピーピーと鳴いて騒ぎ出し、まるで「連れて帰って!」と言ってるような様子でした。直感で「この子は懐く!」と確信し、そのままお迎えすることにしました。
するとどうでしょう。お迎えしてからの毎日が、「あの時の子」とそっくりだったんです。顔立ちや仕草だけでなく、僕に対する懐き方、遊び方、甘え方、全部がそっくり。
まるで、戻ってきてくれたみたいでした。
その子も数年後に天国へと旅立ちましたが、あの不思議な体験と、再会のような時間は、今でも僕の心の中に強く残っています。
セキセイインコ飼いなら「あるある」かも?
- 亡くなった後、夢に出てきた
- ふとした時に気配を感じる
- 他のインコに面影を感じる
- そっくりな子に再会して懐かしさで涙する
セキセイインコって、小さな体に大きな魂を持ってる気がするんです。彼らが残してくれるものは、「命」以上のものかもしれませんね。