
オカメインコと暮らすということ
「オカメインコと暮らす」という言葉は、ただペットを飼うという意味ではありません。
僕にとってオカメインコは、家族であり、相棒であり、毎日の時間を一緒に生きる存在です。
オカメインコを飼い始めて、気がつけば11年が経ちました。
その間には、悲しい別れもありました。大切に育ててきたオカメインコが亡くなった日、
部屋の静けさが胸に突き刺さるようで、「ああ、こんなにもこの子は生活の一部だったんだ」と
初めて実感しました。
未熟な飼い主と、変わらぬ愛情

飼育歴は長くても、僕は今でも「未熟な飼い主」だと思っています。
完璧な環境を用意できているかと言えば、きっとまだまだです。
それでも今、8歳になるオカメインコと、4歳になる新しいオカメインコが、
元気に毎日を過ごしてくれています。
それが何よりの答えなのかもしれません。
たとえ不器用でも、知識が足りなくても、愛情を注ぎ続けること。
オカメインコは、その想いをちゃんと感じ取ってくれる生き物です。
賑やかな鳴き声がくれる癒し

オカメインコがいる部屋は、とにかく賑やかです。
朝になれば「おはよう」と言うかのように鳴き、
昼には気ままにおしゃべりし、夜になると眠たそうな声を出します。
その音があるだけで、家の中は生きている空間になります。
もしオカメインコがいなかったら、この部屋はどれほど静かで、
どれほど寂しい場所になるのだろうと考えることがあります。
オカメパニックとの向き合い方

オカメインコはとても臆病な鳥です。
ちょっとした物音、影の動き、見慣れない物があるだけで、
驚いてオカメパニックを起こすことがあります。
羽をバタバタさせ、必死に逃げようとする姿を見るたびに、
胸がぎゅっと締め付けられます。
そんな時、僕は静かに「大丈夫だよ」と声をかけ続けます。
すると少しずつ呼吸が落ち着き、目の色が戻ってくる。
その瞬間、信頼されていることを感じます。
この時間もまた、オカメインコと暮らす大切な一部です。
一緒に過ごす時間が宝物になる

オカメインコと暮らすと、毎日の何気ない時間が特別になります。
放鳥して一緒に過ごす時間、ケージ越しに話しかける時間、
寝る前に静かに見守る時間。
そのすべてが、少しずつ積み重なって、かけがえのない思い出になります。
鳥は言葉を話せなくても、ちゃんと心で会話ができる存在です。
別れを知っているからこそ、今が大切

過去にオカメインコを見送った経験があるからこそ、
今そばにいるこの子たちの存在が、より愛おしく感じます。
「いつかこの時間は終わる」と知っているからこそ、
今日の一日がとても尊いのです。
オカメインコと暮らす幸せ
オカメインコがいることで、部屋は賑やかになり、心は温かくなります。
未熟な飼い主であっても、オカメインコはそばにいてくれます。
それだけで、十分すぎるほどの幸せです。
オカメインコと暮らすということは、
命と命でつながる、静かで優しい日常を生きること。
その時間が、僕の人生を少しずつ豊かにしてくれています。
