セキセイインコを複数羽飼うってどうなの?

セキセイインコは1羽でも可愛らしい存在ですが、実は複数羽で飼うことで得られるメリットがたくさんあります。
この記事では、Yahoo!ニュースの専門家記事を参考に、我が家での体験も交えて、複数羽飼いのメリットとデメリットを詳しく紹介します。

複数羽飼いのメリット

1. 手乗り化しやすくなる

我が家では懐いていないセキセイインコをお迎えした時、「もう懐かないかな…」と諦めるのではなく、既に懐いている手乗りインコに協力してもらいます。
具体的には、手に乗せた懐きインコにオーツ麦などのオヤツを食べてもらい、それを見た新入りインコが安心して手に乗る……という方法を繰り返します。
セキセイインコは仲間意識がとても強いため、仲間の行動に影響されやすいのです。
これは、挿し餌で手乗りにするのと同じように、繰り返すことで慣れてくれるようになります。

2. お世話が楽になる

複数羽で飼っていると、インコ同士で勝手に遊んでくれるので、飼い主が常に構わなくても退屈しません。
もちろん、放鳥時間や声かけなどのふれあいは必要ですが、ひとりぼっちの寂しさを感じることなく、楽しそうにしている様子を見るとこちらも嬉しくなります。

3. インコ同士が支え合う

例えば病気で体調を崩した時も、仲間が近くにいるだけで安心感を得られたり、落ち着いて過ごせたりします。
インコは社会性の高い小鳥なので、仲間がそばにいる環境は精神的にも良い影響を与えることが多いです。

複数羽飼いのデメリット

1. オス同士で喧嘩することがある

基本的にセキセイインコは仲間意識が強く、めったに喧嘩をしません。しかし、春や秋の発情期には、オス同士で小競り合いをすることがあるのは事実です。
これは個体差があるため、「激しい喧嘩」というよりは、一時的なけん制や小突き合い程度で終わることも多いです。
放鳥時間を分けたり、ケージを別にしたりと、発情期だけの対策をすれば問題なく共存できます。

2. 鳴き声が賑やかになる

複数羽になると当然「おしゃべり」や「鳴き合い」も活発になります。
インコの声が癒しに感じる方にはメリットですが、静かな環境を好む方にはデメリットに感じるかもしれません。
集合住宅などでは防音対策を考えると安心です。

3. 飼育スペースが必要になる

多頭飼いになると、それぞれのケージや遊び場を確保するために、ある程度のスペースが必要です。
とはいえ、セキセイインコは比較的小型なので、大型インコほどのスペースは不要です。

まとめ:セキセイインコの複数羽飼いは「仲間意識」を活かすと楽しくなる

セキセイインコを複数羽飼うことには、手乗り教育がしやすくなる遊び相手になる精神的に安定するなど、たくさんのメリットがあります。
喧嘩や鳴き声の問題も、事前の工夫や対応で十分にコントロール可能です。
仲間と一緒に過ごすことで、インコ同士も、そして飼い主もより幸せになれる——それが複数羽飼いの最大の魅力です。

参考:
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/2b3344294046405699cec06d6d704f43bc7c6b9f