オカメインコお部屋作り｜危険を避けて安全・快適に過ごせる環境とは？

オカメインコのお部屋作りは“シンプル”が一番安全

オカメインコは、賢くて感情豊かで、そしてとてもかじる力が強い鳥です。そのため、鳥かごの中に入れるおもちゃや止まり木の素材選びは、セキセイインコより一段と注意が必要です。

Yahoo!ニュースの専門家記事（セキセイインコ編）でも、玩具や雑貨の“素材リスク”が詳しく紹介されていますが、オカメインコの場合はさらに危険性が高まります。今回は、その内容を参考にしながら、オカメインコ版のお部屋作りとして安全性を重視した環境づくりをまとめました。

以前飼っていたオカメインコは、遊びが大好きで、新しいものを見るとはしゃいで飛びつく子でした。
ある日、プレゼントで木製のブランコを買ってあげたところ、それをとても気に入り、毎日かじったり揺らしたりして遊んでいました。

しかし、ある日急に元気がなくなり、普段しない動きをしたり、呼んでも反応が鈍くなったりしました。急いで動物病院へ連れていき、レントゲンを撮ってもらうと、木製ブランコの破片が体内に刺さっていたことが判明しました。

それが原因で体調を崩し、僕の大切なオカメインコはそのまま帰らぬ鳥になってしまいました。今でも思い出すと胸が締めつけられます。

オカメインコは強くかじる習性があるため、木製おもちゃは本当に危険です。破片を飲み込んでしまうリスクは、想像以上に高いと身をもって知りました。

オカメインコは噛む力が強く、木製おもちゃは数日で破壊してしまうこともあります。
・破片を飲み込む
・鋭い部分が口内や体に刺さる
・カビや汚れが染み込みやすい

これらの理由から、木製アイテムは避けたほうが安全です。

Yahooニュース記事でも触れられているように、セキセイインコ同様、オカメインコも金属中毒になります。
ニッケル、亜鉛、鉛などの金属をかじると、体内に吸収され命に関わることもあります。

さらにオカメインコは力が強いため、金属を“削るように”かじり、細かい破片を口にしてしまう危険があります。
金属製玩具は原則避けた方が良いです。

実際に僕が現在飼っているオカメインコも、鳥かごの網を噛んで削ってしまうほど強い力があります。
鳥かごの塗装が剥がれたり、金属の細かな破片が出ることもあり、こちらも金属中毒のリスクにつながります。

鳥かごは頑丈なステンレス製を選ぶなど、素材の品質を重視することが重要です。

オカメインコのお部屋作りは、シンプルが正解です。
鳥かごの中は「休息のスペース」にして、余計な物を入れない方が安心です。

入れるべき基本アイテムは次のとおりです。
・安全な止まり木（プラスチック or 天然木でも硬く削れにくいもの）
・水入れ（陶器やステンレス製）
・エサ入れ
・保温器具（冬場）

これだけあれば十分です。

おもちゃで遊ばせたい場合、鳥かごではなく放鳥時に与える方法が安全です。
飼い主が見守れる環境であれば、誤飲や破壊リスクをすぐに察知できるため安心です。

安全なお部屋づくりは、衛生管理とセットです。
・毎日の床掃除
・定期的なケージ丸洗い
・食べ残しの撤去

特にオカメインコは粉羽でホコリが出やすいので、空気清浄機の併用もおすすめです。

オカメインコのお部屋作りで大切なのは、「安全でシンプルな空間」を作ることです。

可愛さのあまり、たくさんの玩具をプレゼントしたくなりますが、
かじる習性が強いオカメインコは、逆に危険が増えてしまう場合もあります。

悲しい経験をしないためにも、安全素材を選び、必要最低限の環境を整えることが最大の愛情です。

放鳥時に与えるなら、紙製や布製で柔らかい素材が比較的安全です。ただし誤飲の可能性もあるため、常に見守りながら遊ばせてください。

はい、むしろそれが理想です。ケージは「寝室」と考え、休息のための安心できる空間にするのがベストです。

硬い天然木（ユーカリなど）、または削れにくい合成素材がおすすめです。明らかに柔らかい木材は避けましょう。

ステンレスなど安全性の高い金属は比較的安心ですが、「かじる癖が強いオカメインコ」には注意が必要です。できるだけ避ける方が無難です。

網が太くて丈夫なもの、錆びにくいステンレスケージがおすすめです。長期的に見て健康にも安全です。