セキセイインコ カルシウム不足に注意!命に関わることも
セキセイインコにとってカルシウムは、健康を維持するうえで欠かせない栄養素です。カルシウムが不足すると、骨や筋肉、神経系、産卵にまで悪影響が及び、命に関わることもあります。この記事では、カルシウム不足の原因や症状、対策について詳しく解説します。
カルシウム不足の原因
- シードの偏食:シードだけでは栄養バランスが偏り、カルシウムやビタミンD3が不足しがちです。
- 日光浴不足:日光浴が足りないと、カルシウム吸収に必要なビタミンD3が不足します。
- 過剰産卵:頻繁な産卵は体内のカルシウムを大量に消費し、不足を引き起こします。
カルシウム不足による症状
- 骨格異常:骨がもろくなり、骨折や変形のリスクが高まります。
- 軟卵・卵詰まり:卵の殻が薄くなったり、産卵できずに詰まってしまうことがあります。
- テタニー:筋肉のけいれん、震え、麻痺などの神経症状が現れます。
- 元気がなくなる:羽をだらんと下げ、動きも鈍くなることがあります。
カルシウム不足の対策
- 主食をペレットに:栄養バランスに優れたペレットを主食にし、シードは補助的に与えましょう。
- カルシウム補給:ボレー粉やイカの甲(カトルボーン)を常備し、自由に摂れるようにします。
- 日光浴・紫外線ライト:窓越しでは紫外線が遮られるため、UVライト設置も有効です。
- サプリメントの利用:必要に応じて獣医の指導のもと、カルシウムやビタミンD3を補いましょう。
体験談:うちのインコもカルシウム不足でした
以前、私のセキセイインコが急に止まり木から落ちるようになり、羽もだらんと下げて元気がなくなりました。獣医に連れていくと、カルシウム不足による神経症状とのこと。すぐにボレー粉を与え、ペレットに切り替え、日光浴も増やしました。1週間ほどで元気を取り戻し、今では飛び回るようになっています。症状が出てからでは遅い場合もあるので、予防が本当に大切だと痛感しました。
まとめ
セキセイインコのカルシウム不足は、くる病、卵詰まり、骨折、けいれんなど、命に関わる重大な問題に発展することがあります。普段からペレットやボレー粉、紫外線ライトなどでしっかり対策し、元気で健康な生活を送れるようにしてあげましょう。異変を感じたら、迷わず獣医さんに相談してください。