オカメインコの性格は本当に悪いのか?
「オカメインコはおっとりしていて優しい性格」と聞いて飼い始めた方も多いと思います。ところが実際に飼ってみると、「いきなり噛みつかれた!」「手に飛びかかってくる!」という経験をする方も少なくありません。
Yahoo!知恵袋の質問(こちら)でも、オカメインコの性格が違いすぎて驚いたという飼い主さんが多く見られます。
性格が悪く感じる理由は「発情期」にあり
普段はとても穏やかで可愛いオカメインコでも、「発情期」になると一変して凶暴になることがあります。これは特にペアで飼っている場合に多く見られ、オスもメスも発情によって攻撃性が高まることがあるのです。
● 噛みつく
● 手を襲うように飛んでくる
● 威嚇して鳴く・羽を広げてくる
これらは「性格が悪くなった」のではなく、一時的な生理的・ホルモン的な反応です。
発情期のサイン
- 床に腹をこすりつけるような動作
- おもちゃや人の手に過度に反応する
- 同じ場所でうずくまる
我が家の体験談:あの子がまるで別鳥に
我が家のオカメインコ(ノーマルオス)も、普段はピヨピヨと甘えん坊でとっても大人しい子です。ですが、春先になると急に様子が変わり、手を近づけただけで「ギャッ!」と叫びながら噛みついてきます。
何度か流血したこともあります…。特に指先を狙ってくるんですよね。
でも、発情が落ち着くと、またケロッとした顔で甘えてくるから可愛いんです。
発情期の対処法
1. そっとしておく
攻撃的になっている時は、無理に触ったり関わったりせず、ケージの中で静かに過ごさせてあげましょう。刺激を与えると逆効果です。
2. 発情のきっかけを減らす
- 暗い場所や巣のような空間を作らない
- 発情対象になっているおもちゃを撤去
- 手や指で頭をなで過ぎない(特に体の下半身)
3. 日照時間を調整する
早寝早起きを意識し、10~12時間の暗さを確保することで、ホルモンバランスを整えやすくなります。
オカメインコは悪くない、むしろとても繊細な鳥
「性格が悪い」と感じる時期があっても、それは一時的なもの。オカメインコは本来、非常に優しく繊細で、人との絆を大切にする鳥です。
飼い主との関係性も深くなる鳥ですから、ちょっと凶暴になっても、「今そういう時期なんだな」と思って、落ち着いて対応してあげましょう。
まとめ
オカメインコが「性格悪い」と感じる原因の多くは、発情による一時的なものです。根気よく対応すれば、また愛らしい姿に戻ってくれます。人間でも気分に波があるように、インコにも波があるのです。大切に見守ってあげましょう。