「セキセイインコ いらない」なんて絶対に言えない理由

ネットで「セキセイインコ いらない」という言葉を目にするたび、胸がぎゅっと締め付けられる思いがします。我が家では、どんなに懐かなくても「いらない」セキセイインコなんていません。懐かないのには理由があるし、それでも一生懸命生きている姿を見れば、自然と「大切にしよう」と思えるのです。

懐かない子ほど心配になる

我が家には現在、3羽のセキセイインコがいます。そのうち1羽はお迎えしてから3年以上経ちますが、いまだに手乗りは苦手で、近づこうとするとふいっと逃げてしまうタイプ。でも、食事のときはちゃんと寄ってきて、遠巻きにこちらを観察していたり、ほかの子が遊んでいるのをうらやましそうに見ていたり…。そんな姿を見るたび、「いらない」なんて絶対に思えません。

懐く子はやっぱりちょっと得をする?

もちろん、手乗りでベタベタ懐いてくる子は自然と接する時間も多くなります。つい話しかけたり、ごはんをあげる時も先にしてしまったり…。でもこれは人情ですよね。ただし、だからといって懐かない子をおざなりにすることはありません。我が家ではごはんもおやつも、遊びも、ちゃんと順番とバランスを考えています。

インコ飼い主あるある:懐かない子の魅力に気づく瞬間

  • 懐かないと思ってた子が、ある日そっと近づいてきて胸キュン
  • 毎日同じ時間にケージの同じ場所でこっそりこちらを見ている
  • 放鳥中、気づくといつも3羽のうちこの子だけ離れた場所にいる(でも本当は寂しがり)

こんな風に、「懐かないセキセイインコ」にもその子なりの可愛さや愛おしさがあるんです。性格はそれぞれ。手のひらに乗らなくても、心の中にしっかり居場所があります。

最後まで大切にするのが当たり前

ペットは「もの」じゃありません。懐かないから、鳴き声がうるさいからといって「いらない」とするのは人間の都合です。家族として迎えた以上、最後まで面倒を見るのは当然の責任。我が家では、どの子もかけがえのない大切な存在です。

セキセイインコは懐く子ばかりではないけれど、懐かない子も含めて全部が「うちの子」。いらないなんて、絶対に言えません。