セキセイインコは人間の言葉がわかるの?

セキセイインコと暮らしていると、ふとした瞬間に「もしかしてこの子、人間の言葉がわかってる?」と感じることがありますよね。
ある日、我が家で起きた放鳥タイム中の出来事が、まさにそんな瞬間でした。

名前を呼んだら…来た!?

放鳥タイム。2羽のセキセイインコが部屋の中を元気に飛び回っているときのこと。
ふと思い立って、青い羽の子「そら」の名前を呼んでみました。

「そらー!おいで!」
すると、なんと、そらがスッと飛んできて、僕の手にちょこんと乗ったのです。
驚いて、今度はもう一羽の黄色い子「きいろ」の名前を呼んでみました。

「きいろー!」
……でも、無反応。

あれ?ひょっとして、名前、わかってるの……??

セキセイインコは言葉を“理解”しているのか?

結論から言うと、セキセイインコは完全に言葉を“理解”しているわけではありません。
でも、音や抑揚、繰り返し聞く言葉を「自分に関係のある合図」として覚えることはできます。

たとえば、「おやつ」「おいで」「〇〇(名前)」などを繰り返し話しかけると、その音に反応するようになるのです。
実際に、多くの飼い主さんが「うちの子、名前を呼ぶと返事する」「“ごはん”って言うとケージに戻る」といったエピソードを報告しています。

あるあるエピソード:言葉を覚えて会話風に

インコ飼いあるあるとして、「自分の名前」や「好きな言葉」を覚えてしまう子もいます。

たとえば、ある飼い主さんのセキセイインコは、毎朝「おはよう!」と挨拶すると「おはよー」と返してくれるとか。
別のインコは、「ピーマン嫌い!」を覚えて、飼い主が料理中にボソッとつぶやくほど。
もちろん意味まではわかっていないかもしれませんが、人間の言葉とその状況が結びついている可能性は高いです。

言葉を覚えてもらうには?

  • 名前をたくさん呼んであげる:個体識別の第一歩!
  • 短くて明るい言葉が覚えやすい:「おやつ」「おはよ」「おいで」など
  • 同じ場面で同じ言葉を使う:言葉と行動を結びつける
  • 楽しい体験と一緒に:名前を呼んだらおやつをあげると覚えやすい

まとめ:セキセイインコは言葉の「意味」を超えて反応する

セキセイインコは人間の言葉を「完全に理解」しているわけではありません。
でも、繰り返される音や言葉に反応し、「これは自分の名前なんだ」「おやつの時間なんだ」と学習することができます。

日々のコミュニケーションの中で、少しずつ言葉のやりとりができるようになってくると、まるで“会話”しているような感覚になります。
あなたのセキセイインコも、もしかしたら今、あなたの声をちゃんと聞いて、ちゃんと覚えているのかもしれませんよ。